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毛皮の変色を抑えるポイント

せっかく買った毛皮が変色してしまった!というかなりショックな経験をした方もいるかもしれませんね。
変色にもいろいろなパターンがありますが、どうすれば抑えることが出来るかは大事なポイントです。
いくつかの主な原因を元に、どうすれば防げるのかを勉強しましょう。
実は気付かないうちに自分で悪化させてしまっている場合も少なくないのです。

・自然劣化

毛皮は光に弱く、光線にあたり続けると自然劣化を起こしてしまうことがあります。
毛皮は動物のたんぱく質を含んでいますので、それが紫外線で化学反応を起こし、黄ばみの原因となる物質を産生してしまうのです。よくあるのがホワイト系の毛皮がいきなり黄ばんでしまうという黄変です。
ダーク系、シルバー系の毛色を保つ毛皮の場合は、強い紫外線を浴びると赤褐色に変色しますし、中には白く褪色するものもあり、元の毛皮の保つメラニン色素との関係が色の変化の差になる場合もあります。
また、染色毛皮の場合には、組み合わせた染料の中で一つの色の元だけが破壊されることで、全体の色味がガラッと変わってしまうこともあります。
色素の破壊は蛍光灯の紫外線でも起こり、主に赤の色素が壊れるために、茶色だったものが緑色に傾いたり、灰色がピンク色に傾いたりする変色が起こります。
これを抑えるにはとにかく光を浴びないことが大事で、身に付けている時は致し方ないとしても、保管中には布をかけてクローゼットに入れるなど、光線のシャットアウトが重要になります。

・染料の変化

染めた毛皮は、科学的な影響を環境から受けることで変色する場合があります。
でもこうした色落ちが出ないように、きちんとしたメーカーならさまざまな処理を施しているので、本来は製品で色落ちが起こるようなことはないはずなのです。
ただ、染料に問題があったり、染色技術に問題があったり、使う中で洗浄方法に問題があったりした場合にはこの限りではありません。何枚もの皮を組み合わせることで製品化されていますので、1枚1枚の変色度合いが異なると、全体がまだらになるようなひどい見栄えになってしまう場合もあります。
ある程度長い年月が経ってしまうと致し方ない部分はありますが、きちんとしたメーカーのものを購入し、自分で間違ったケアなどを行わないように注意することで抑えるしかないでしょう。
もう一度染色し直してキレイにする専門家もいるので、場合によっては修繕してもらえることもあります。

・汚れの付着

生き物の毛は、空気中のチリやホコリを吸着しやすく、汚れを落とさないと変色する場合があります。
また、化粧品が首周りについて変色したり、香水が直接かかったりすることでも変色や褪色の危険があります。自分でかいた汗や皮脂が汚れとなってシミを生むこともありますので、着用した日はきちんとメンテナンスを行っておく必要があります。