毛皮の種類について

・セーブル

日本では黒テンと呼ばれています。ロシアのセーブルがロシアンセーブルとして有名で、毛皮の中でも最高級品です。個体差があり、毛色によっても価値が変わります。

 

・ミンク

ミンクの毛皮は1種類だけだと思いがちですが、1931年に突然変異種のミンクが現れてから染色が容易になり、色合いの面で非常に豊富になりました。それまではダーク(濃褐色)しかなかったのですが、今では40種類にも及ぶ色合いが生産可能となっています。

 

・フォックス

よく使われるのはシルバーフォックス、ブルーフォックス、レッドフォックスです。レッドフォックスは南米以外の大陸に広く生息していますが、土地によって品質に大きく差があります。シルバーフォックスはレッドフォックスの突然変異種で、現在ではすべて養殖となっています。ブルーフォックスはスカンジナビア半島の生産がほとんどで、最もシルキーな毛質と評価されています。

 

・ラビット

よく使われるのは白兎、チンチラ、ゴマウサギ、黒兎、ブチウサギで、特殊な種類としてレッキスラビットやアンゴラがあります。ほとんどが南欧を産地として、養殖されたものになります。加工しやすくリーズナブルな価格です。

 

・ラム

チベットラムやチキャンラム、カラクールラムがよく使われる種類です。チベットラムやチキャンラムは色が白いため染色加工がされやすい毛皮です。カラクールラムはペルシャンラムなどとも呼ばれ、大半は黒色でカールしています。

 

・リス

ロシア産のものがほとんどで、ブルーグレーの毛色と白い毛色を持っています。

 

・リンクス

日本でオオヤマネコと呼ばれるもので、腹部の褐色の斑点が特徴です。リンクスとリンクスキャットは別の種類で、よく似ていますが毛足の長さが異なります。

 

・オポッサム

アメリカに広く生息しているアメリカン・オポッサムと、オーストラリアやニュージーランドに生息しているオーストラリアン・オポッサムとがいますが、この2種類はまったくの別種です。日本ではそれぞれフクロネズミとフクロキツネと呼ばれています。

 

・ラクーン

アライグマの毛皮で、たぬきの毛皮に似ていますがまったく別の種類です。尾のリングが特徴ですが、ラクーンはアライグマ科、たぬきはイヌ科ですので混同しないよう注意が必要です。主にアメリカンラクーンとカナディアンラクーンが使われますが、この2種も別の種類です。

 

・レオパード

ヒョウの毛皮で、その独特の模様に人気があります。現在はワシントン条約の許可を得て販売している毛皮しかなく、非常に稀な素材です。レオパードキャットはヒョウではなくベンガルヤマネコの毛皮で、こちらは品質によって価格差があります。